立礼席 道具 

好日茶会 立礼席

掛物
花器
土釜
風炉
水指
茶器
茶碗
茶杓
建水
蓋置
菓子器

-掛物-

関澤 由香里 「佐保姫」絹本著色

佐保姫は、柳の糸を染めて春の景色を織り上げる春の女神、織物の神でもあります。春は「陰陽」の「陽」の始まりなので、私たち陽光会の「陽」をイメージし、陽光と鳴き声が佐保姫の笛に見立てられる鶯を描きました

-花器-

明石 竜太郎 閃刻彩器「羊歯」

植物のシダから文様デザインし、それを噛み合わせ彫り込んだ作品

-土釜-

Kaoru 手取土釜「翠微」

薄緑色にみえる山のようす、遠方に青くかすむ山をイメージ

-風炉-

明石 竜太郎 碧光彩器「射」

土釜が翠微「薄緑色の山」という事で、地からのエネルギーが放射状にそれを支える様をイメージ

-水指-

佐野はるか 「白銀雲」

青空に突如浮かぶ、水の潤沢な雨雲を想像した形。

-茶器-

森口 直洋 絞り茶器「壮途」

和菓子の茶巾絞りの要領で、布で絞って成形した茶器。
「良きように」と親や師から注がれた愛情や教育を、包み込む茶巾に重ねた。それらから放たれ旅立つ門出を表すために、銘を「壮途」とした。


-茶碗-

明石 竜太郎 白透茶碗「漂」

光が漂うイメージ

明石 竜太郎 白透茶碗「胞」

透ける光を細胞の生きる力と見立てた

明石 竜太郎 閃刻彩茶碗「存」

ただそこに在る様をイメージ

Kaoru しのぎ茶碗「絹衣」

衣の柔らかいドレープの様な文様から。「すずし」という響きが美しいと思いました。

Kaoru しのぎ茶碗「雲波」

常に流れゆく雲の様子を表現

Kaoru しのぎ茶碗「水琴」

軽やかな音が聴こえる様な水の波紋を表現

越 克枝 筒描茶碗「緒 熨斗目」

「緒」には糸の端という意味があり、新しい物事へのはじまりにも繋がる言葉。
そんな糸(緒)と機織りを司る佐保姫をかけて織物をイメージしました。

越 克枝 筒描茶碗「緒 木蘭」

「緒」には糸の端という意味があり、新しい物事へのはじまりにも繋がる言葉。
そんな糸(緒)と機織りを司る佐保姫をかけて織物をイメージしました。

佐野はるか 白金彩黒釉茶碗「よおと」

音から着想を得た意匠。

佐野はるか 金彩色釉碗「とおん」

音から着想を得た意匠。

森口 直洋 「湖月」

陶土を作為なくちぎり、偶然できた表情を生かして組み合わせカタチにした茶碗。湖面のような見込みには、三日月が映る。

森口 直洋 「砂岳」

陶土を作為なく伸ばし、偶然できた表情を生かしてカタチにした茶碗。茶碗の胴には、砂でできた丘や、山の稜線が見える。

-茶杓-

木谷 敬 銀銅変わり象嵌茶杓

-建水-

関澤 由香里 銅 箪瓢建水

かぎろひ」を表現しました。制作工程はこちら https://yukarisekizawa.com/kojitsu-chakai/makingprocess/

-蓋置-

越 克枝 「春疾風」

良い意味で掻き乱すこと

-菓子器-

Kaoru 両面菓子器「碧雲」

白雲邸にかけて雲をモチーフに制作。あえて黒い雲にしてみました。裏には様々な表情の碧が。